本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイト http://jssspn.jp/edu/ の「委員」をご確認ください.
(日本土壌肥料学雑誌 第95巻第1号 掲載)
]]>委員による活動を報告します.福田顧問(武蔵野学院大学)は,7月25日~27日に開催された「子どもゆめ基金助成活動―人々の生活と川の環境との関係を調べよう」(狭山市教育委員会後援)において,7月27日(木)の「河川植物と土壌」(狭山市立水富公民館)の講師を務めました.出席者は小学校4年生~6年生19名で,河川敷植物の在来種・外来種の種別及び被度調査と人為攪乱との関わりを調べ、土壌攪乱と植生を取り上げました.なお,「子どもゆめ基金ガイド2023」(国立行政法人国立青少年教育振興機構)に令和4年度助成活動事例「科学体験」として,「土の教室」が掲載されました.平井顧問(宇都宮大学)は9月27日(水)に行われた宇都宮市立石井小学校における総合的な学習「米作り体験」のゲストティーチャーを務めました.出席者は,5年生115名でした.この体験学習の目的は、(1)日本人の主食である米の生産を直接体験することによって,日本における米作りの歴史や文化についての関心や理解を深める,(2)日本の米作りの現状やそれに携わる人々の苦労や工夫について理解を深める,でした.5月の「田植え体験」で手植えしたイネ株の周囲をスコップで掘る体験を児童が行い,その作土付きのイネ株をポリ製のバケツに移して教室に持ち帰り,次の実験を行いました.(1)土のついたイネ株の重さの測定,(2)イネ一株の籾数の計測,(3)お茶碗一杯のご飯150グラム(約3750粒)を食べるためのイネの株数の計算,(4)春に田植えした3粒の籾が収穫時に何倍になったのかを計算しました.
本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイト http://jssspn.jp/edu/ の「委員」をご確認ください.
(日本土壌肥料学雑誌 第94巻第6号 掲載)
]]>支部における土壌教育活動を報告します.中部支部では,7月23(日)に豊田市自然観察の森において「土壌観察会-土の不思議にせまる!-」を開催しました(参加者は親子を中心に12名).講師は,礒井俊行氏・村野宏達氏(名城大学),岡村穣氏(元名古屋市立大学),瀧勝俊氏(JAあいち経済連),堂本晶子氏(三重県農業研究所)の5名でした.内容は、森の中での植物と土の観察,室内実験(吸着・土壌動物),ミニモノリス作りでした.この事業は今回が17回目です.
また,同場所において,8月25日(金)に岡崎北高等学校コスモサイエンスコース1年生(36名)を対象とした「理数探究基礎」を岡崎北高校と共催、名古屋大学大学院生命農学研究科協賛で開催しました.内容は,フィールドでの植生・土壌断面観察と室内実験(緩衝能・呼吸・土壌動物)でした.講師は,浅川晋氏,渡邉彰氏,村瀬潤氏,渡邉健史氏,沢田こずえ氏,柴原藤善氏(名古屋大学),岡村穣氏(元名古屋市立大学),瀧勝俊氏(JAあいち経済連)の計7名でした.この事業は今回が15回目です.
本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイト http://jssspn.jp/edu/ の「委員」をご確認ください.
(日本土壌肥料学雑誌 第94巻第5号 掲載)
]]>当日は全国から9校12課題の発表がありました.約20名の高校生はポスターの前で研究内容を説明し,大会参加者からの専門的な質問やコメントを受けて,熱心な議論を行いました.90分のコアタイムを越えても活発な質疑応答が続いていました.
藤原土壌肥料学会長(東京大学),上野大会運営委員長(愛媛大学),および土壌教育委員による審査の結果,最優秀ポスター賞1課題(発表番号H-S02 広島県立西条農業高等学校),および優秀ポスター賞2課題(発表番号H-S05 愛媛県立伊予農業高等学校,発表番号H-S08 山形県立村山産業高等学校)が選ばれました.
当日午後に行われた表彰式では,土壌肥料学会長と大会運営委員長,森土壌教育委員長(埼玉県立川の博物館)より講評があり,森土壌教育委員長より全発表課題に対して発表証明書と参加賞が手渡されました.次いで,藤原会長より最優秀ポスター賞および優秀ポスター賞の表彰状,副賞が授与されました.発表会・表彰式などの写真は後日掲載いたします.
一方,オンライン発表は,やはり全国から10校18課題が参加し,9月7日から9月18日までLINC Biz内で発表が行われ,期間中にチャット形式で質疑応答が行われました.オンライン発表に対しても審査を行い,最優秀オンラインポスター賞1課題(発表番号H-L17長野県松本深志高等学校),および優秀オンラインポスター賞2課題(発表番号H-L04青森県立名久井農業高等学校,H-L12愛知県立佐屋高等学校)が選ばれました.
参加校と発表課題は以下の通りです.
]]>オンライン発表 | 発表題目 | 学校名 | クラブ名等 |
---|---|---|---|
H-L01 | 淡水水草による水質浄化と肥料活用の可能性 | 青森県立名久井農業高等学校 | FLORA HUNTERS AQUA |
H-L02 | 富栄養化池沼と生活雑排水を活用した乾燥地の緑化研究 | 青森県立名久井農業高等学校 | FLORA HUNTERS AQUA |
H-L03 | 枝条架式濃縮法による富栄養化池沼の液肥化研究 | 青森県立名久井農業高等学校 | FLORA HUNTERS AQUA |
H-L04 | 水資源を有効活用する超節水栽培の研究 | 青森県立名久井農業高等学校 | FLORA HUNTERS AQUA |
H-L05 | 灰の非接触部における馬糞中の大腸菌群数の減少 | 宮城県仙台二華高等学校 | GS課題研究Ⅲ |
H-L06 | 大腸菌死滅に有効なエコサントイレの素材の検討 | 宮城県仙台二華高等学校 | GS課題研究Ⅲ |
H-L07 | 米ぬかともみ殻を用いた現地適応型 新バイオトイレの開発 | 宮城県仙台二華高等学校 | GS課題研究Ⅲ |
H-L08 | バイオトイレ・エコサントイレにおける無毒化過程の比較 | 宮城県仙台二華高等学校 | GS課題研究Ⅲ |
H-L09 | 山梨県ミズダニ検索図表の作成 2023年度の成果 | 山梨英和高等学校 | 自然科学部 |
H-L10 | 渡島大沼における二枚貝の擬糞回収による水質改善について | 北海道函館中部高等学校 | SSH |
H-L11 | 魚糞を活用したアマモ専用肥料の開発 | 熊本県立天草高等学校 | 科学部 アマモ班 |
H-L12 | 廃棄レンコンを利用したバイオ炭の製造と農業への有効性 | 愛知県立佐屋高等学校 | 科学部 |
H-L13 | 昆虫を利用したキチンナノファイバーの植物成長効果について | 鳥取県立鳥取東高等学校 | 理数科3年生課題研究 |
H-L14 | 高吸水性ポリマーを添加した土壌の保水性Ⅱ 生分解性をもつ高吸水性高分子樹脂が植物の生育に及ぼす影響 | 東京都立科学技術高等学校 | 課題研究 |
H-L15 | マリーゴールドの殺線虫成分 ~植物による線虫防除~ | 愛知県立豊田西高等学校 | SS課題研究Ⅴ |
H-L16 | 界面活性剤が植物の生育に与える影響 | 愛知県立豊田西高等学校 | 豊田西高校SS科学部 |
H-L17 | 耕作放棄が畑地土壌の窒素供給速度に及ぼす影響 | 長野県松本深志高等学校 | 宇都宮大学グローバルサイエンスキャンプ |
H-L18 | 甲府市愛宕山のアラカシ林Ⅱ 〜2022年度から〜 | 山梨英和高等学校 | 自然科学部 |
土壌教育委員会の活動を報告します.土壌教育委員会は,2023年6月24日(土)に2023年度第1回土壌教育委員会をオンラインで開催しました.議事の内容は,昨年度の事業報告および今年度の事業と予算の確認,愛媛大会における「高校生による研究発表会」の準備状況の確認,動画制作をはじめとする土壌教育の教材開発,土壌教育委員会のHPの更新等でした.
]]> 委員および会員による土壌教育活動を報告します.森圭子委員(埼玉県立川の博物館)は,3月4日に同博物館において企画展関連イベントとして「土は生きている?」を開催しました.大型土壌動物と中型土壌動物の調べ方を紹介し,肉眼や顕微鏡を使って観察しました.参加者は28名でした.3月22日~5月23日まで,埼玉県比企郡ときがわ町の文化センターロビー展示場において,埼玉県立川の博物館企画展「土ウォッチング」の巡回展示として「土ウォッチングinときがわ町」を開催しました.モノリスを中心に,土のなりたちや,地形との関連などを紹介しました.同委員は,4月22日に埼玉県立川の博物館において「泥染めに挑戦」を行いました.タマネギの皮を煮出し、2種類の土(田んぼの土と畑の土)を媒染剤にする方法、また赤黄色土を用いて揉み込む方法で,土の成り立ちや違いについて話しながら布を染めました.参加者は10名でした.同委員は5月3~4日に,同博物館のゴールデンウィークまつりの中で「土の足ざわりを楽しもう」を開催しました.田んぼの土(沖積土)と畑(黒ボク土)を入れたコンテナの土を裸足でふみ,その足ざわりを楽しんでどちらが好きかを投票してもらいました.保護者を含む参加者は159名でした.また併せて「森の土」と題して土壌モノリス5本の展示を5月8日まで行いました.同委員は5月20日に同博物館において体験教室「泥だんごづくり」を催しました.荒木田土をこねるところから仕上げに磨くところまでを行いました.参加者は22名でした.福田直顧問(武蔵野学院大学)は5月20日にNPO法人けやの森自然塾主催の「識る学ぶ楽しむ 自然の講座(指導者養成講座)」(埼玉県教育委員会後援)において講師を務め,「ナラ枯れから考える環境教育」の講義を行い,ナラ枯れ現象を取り上げる中で,里山の人々の関わりの変遷と自然・土壌への影響について講義しました.参加者は小・中学校教師,指導主事,出版社,放送関係者など35名でした.谷昌幸氏(帯広畜産大学)が,JICA「持続的農業生産のための土壌診断と土壌改良技術(5月18日〜7月24日)」において,コースリーダーを務め研修を実施しています.土壌肥料学会会員関連分の内容(6月末まで)は以下の通りです.5月26日:石黒究氏(道総研十勝農試)「北海道における農業技術の開発と普及」,5月30日:谷昌幸氏(帯広畜産大学)「土壌診断における物理性評価と改良対策」,「土壌診断における養分含量評価と施肥改善」,5月31〜6月1日:小崎隆氏(愛知大学)「熱帯土壌の特性と問題点・熱帯地域における土壌診断環境保全」,6月5日:谷昌幸氏,島田絋明氏(帯広畜産大学)「土壌調査の方法」,6月6日〜6月8日:谷昌幸氏,島田絋明氏(帯広畜産大学),丹羽勝久委員((株)ズコーシャ)「土壌断面調査」,6月12日〜6月15日,6月22〜23日:谷昌幸氏,島田絋明氏(帯広畜産大学)「土壌化学性分析」,6月29日:丹羽勝久委員((株)ズコーシャ)「土壌の物理性分析(応用研修)」.丹羽勝久委員((株)ズコーシャ)は6月24日に「千曲川ワインアカデミー(千曲川ワインアカデミー | アルカンヴィーニュ 日本ワイン農業研究所 (jw-arc.co.jp)」に出講し,37名のワイナリー開設等を検討している受講生を対象とし,土壌診断について説明しました.また,アカデミー周辺の土壌断面を2箇所観察しました.石黒究氏(道総研十勝農試)は,北海道帯広農業高等学校で出前講義を行いました.ホクレン帯広支所と十勝農業試験場では秋まき小麦の安定生産に向けた可変播種技術の開発を行っており,その一環で、試験区を帯広農業高校に設置し,帯広農業高校の生徒と一緒に起生期~止葉期の生育調査を行っています. 6月23日にはこれまでの生育調査の振り返りと,麦の安定生産に向けた栽培法について講義を行い,圃場観察から麦の適正な播種量および微地形が麦の生育に与える影響について一緒に議論しました.なお,この活動は,十勝毎日新聞の取材を受け,記事にしていただきました.本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイト http://jssspn.jp/edu/ の「委員」をご確認ください.
(日本土壌肥料学雑誌 第94巻第4号 掲載)
]]>名前 | 役職 | 所属 |
---|---|---|
森 圭子 | 委員長 | 埼玉県立 川の博物館 |
藤間 充 | 副委員長 | 山口大学 |
浅野陽樹 | 事務局長(九州支部 兼任) | 鹿児島大学 |
神山和則 | 学会副会長 | 農研機構 |
丹羽勝久 | 北海道支部 | 株式会社 ズコーシャ |
髙本 慧 | 東北支部 | 農研機構 |
中塚博子 | 関東支部 | 東京農業大学 |
切岩祥和 | 中部支部 | 静岡大学 |
角野貴信 | 関西支部 | 公立鳥取環境大学 |
赤羽幾子 | 事業協力委員* | 農研機構 |
浅野眞希 | 事業協力委員* | 筑波大学 |
豊田 鮎 | 事業協力委員* | 香川大学 |
早川 敦 | 事業協力委員* | 秋田県立大学 |
村野宏達 | 事業協力委員* | 名城大学 |
顧 問 :福田 直(武蔵野学院大学)
顧 問 :平井英明(宇都宮大学)
顧 問 :小﨑 隆(愛知大学)
顧 問 :隅田裕明
教育担当理事:藤間 充(副委員長兼任、山口大学)
*教員研修およびその他の普及事業担当
]]>日本土壌肥料学会2023年度愛媛大会において,「高校生による研究発表会」を対面によるポスター発表とLINC Bizによるオンライン発表のハイブリッド形式で開催をいたします.対面によるポスター発表は,大会の1日目(9月12日)午前11時から行う予定です.詳細は土壌教育委員会公式Webサイトに掲載いたします.
本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイト http://jssspn.jp/edu/ の「委員」をご確認ください.
(日本土壌肥料学雑誌 第94巻第3号 掲載)
]]>【発表申込み】2023年6月8日(木)(必着)
※締切りを延長しました!
【講演要旨提出】2023年6月15日(木)(必着)
【発表申込み】2023年5月25日(木)(必着)
【講演要旨提出】2023年6月15日(木)(必着)
委員による活動を報告します.森圭子委員(埼玉県立川の博物館)は,2023年1月25日(土)から3月5日(日)まで,同館令和4年度企画展「土ウォッチング」を開催しました.展示の一部として,土壌教育委員会の協力で作成した東京農工大学における土壌断面調査実習の動画を上映しました.同展示関連イベントとして森圭子委員(同)は2月4日(土)10:00~11:30および14:00~15:30に同博物館において体験講座「土ミニモノリスづくり」を催しました.令和元年度東日本台風による堆積物がわかる荒川近くの河畔林の土壌を観察し,その10分の1の縮尺でミニモノリスを作りました.参加者は合計21名でした.また2月19日(日)13:30~15:30にワークショップ「土のはたらき」を開催しました.砂と畑の土を用いて,透水性と保水性についてデモンストレーション実験を行い,薄片を用いて土壌団粒とその内外のすき間について解説しました.また,同じ試料に色水を流して,吸着の実験を行い,土が養分を保持することについて解説しました.参加者は26名でした.
本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイト http://jssspn.jp/edu/ の「委員」をご確認ください.
(日本土壌肥料学雑誌 第94巻第2号 掲載)
]]>