土壌教育委員会がかかわる活動を紹介

平井英明-土壌の観察会の開催ほか

2011年9月20日 Posted in 支部や会員の活動

宇都宮大学の平井英明先生から平成23年度の土壌教育活動の報告をいただきました。

  • 2011年6月25日:栃木県立博物館と共催で「土壌の観察会」を宇都宮大学農学部附属農場で実施しました。土壌の断面から層位毎の土壌試料を採取し,手触り・土色・構造の観察を行う実験,落葉をめくりながら分解・変性する様子を観察する実験,土壌の保水性を観察測定する実験を行いました(参加者は8名)。この取り組みは地域貢献活動「豊かな学びプロジェクト」の一環として位置付けられています。
  • 2011年9月3日:(作新学院高校SSH)土に触れて・観察して,土の秘密を探ろう!を実施しました。高校一年生を対象にして,異なる品種のイネを一株ずつ掘取り,その穂丈・穂長・稈長そして穂数を測定し,品種間差や肥培管理による差異を討論し,肥培管理の相違が土壌に及ぼす影響も観察しました。また,森林下の土壌断面観察も行いました(参加者は17名+高校教員1名)。
  • 2011年9月10日:栃木県立博物館と共催で「土と作物の観察会」を宇都宮大学農学部附属農場で実施しました。当日の様子は栃木県立博物館のホームページに紹介されています。牛ふん堆肥を施用したイネの生育状況を化成肥料で育てたイネと比較し,乳牛の放牧の様子と牛ふん堆肥の製造現場を見学し,肥培管理を異にする土壌の観察を行いながら意見交換しました(参加者は3名)。この取り組みは地域貢献活動「豊かな学びプロジェクト」の一環として位置付けられています。
  • 2011年9月17日:(作新学院高校SSH)土に触れて・観察して,土の秘密を探ろう!を実施しました。高校一年生を対象にして,異なる品種のイネ植物体を一株ずつ掘取り,その穂丈・穂長・稈長そして穂数を測定し,品種間差や肥培管理による差異をデータシートに取りまとめて,その結果をもとに読み取れる事柄を互いに発表しあいながら,結論を導き出す取り組みを行いました。同時に肥培管理の相違が土壌に及ぼす影響も観察しました。また,森林下の土壌断面観察も行いました(参加者は5名+高校教員1名)。