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事務局より

2018年度「土と肥料」の講演会(2018.5.12)

 総会後に、「土と肥料」の講演会を同会場で開催しました。

 わが国では、農業の担い手の減少・高齢化のなか、経営規模の拡大、作付け品目の転換や高度な輪作体系の導入などによる農家の生産力や収益と農産物自給率の向上を目指す施策が展開され、農業構造も変化しつつあります。しかしながら、こうした変化が、生産を支えるべき地力に及ぼす影響が懸念されています。地力の低下は、温暖化に伴う気候変動に対する脆弱性を増大する懸念も指摘されています。一方、殆どの原料を海外に依存し将来的な原料確保の懸念が指摘されている肥料では、食品廃棄物や家畜ふん尿などの国内地域資源と化学肥料を組み合わせた「混合堆肥複合肥料」の公定規格化以降、製品開発と施用試験が進められ、生産現場での利用も拡大しています。

 今回の講演会では、「食と農の将来を支える土と肥料の課題と展望」として2つの講演をいただき、活発な討論がなされました。金田吉弘氏(秋田県立大学)は、近年の大型機械化と多様な水稲栽培が水田土壌に及ぼす影響を紹介され、有機物管理、耕起方法、ケイ酸施用等、今後の土づくりの方向性を提案されました。浅野智孝氏(朝日工業株式会社)は、食品廃棄物や家畜ふん尿などの国内地域資源と化学肥料を組み合わせた「混合堆肥複合肥料(商品名:エコレット)」について、製品開発、生産技術、特性、今後の課題を解説されました。

 変化・変動の時代における地力維持と資源循環を考える大変貴重な機会となりました。講演者と参加者の皆様に感謝申し上げます。


日 時:2018年5月12日(土)14時30分~16時

場 所:東京大学弥生講堂(文京区区弥生1-1-1)

テーマ:食と農の将来を支える土と肥料の課題と展望~変動の時代における地力と資源循環の視点から~

講演者と演題

金田吉弘氏(秋田県立大学)「近年の大型機械化と多様な水稲栽培における水田土壌の課題と対応」

浅野智孝氏(朝日工業株式会社)「地域資源を活用した混合堆肥複合肥料の開発経過と特性」


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金田吉弘氏



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浅野智孝氏



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