事務局より
Soil Science and Plant Nutrition 特集セクション"根圏における物質動態研究の新展開" の投稿原稿募集以下の特集セクションへの投稿を募集しますのでご案内いたします。
〇特集タイトル:根圏における物質動態研究の新展開(Recent developments on dynamics of
substances in the rhizosphere)
〇刊行予定時期:2022年第2号(Volume 68, Issue 2)
〇趣旨:根圏は植物と土壌のインターフェースであり、養分動態に強く関係する場となっている。また、植物-微生物間でも相互作用が存在し、その共生関係にも関わりが大きい。微小な空間である根圏で起きていることの全容の解明にはアプローチしづらかったが、近年の網羅的解析手法の進歩に伴って、かなりの進展が見られる。特に、複数の手法を活用したマルチオミックス解析や、表面分析、一細胞分析などが可能になったことにより理解が著しく進み、根圏(Rhizosphere)を題材とした国際会議は回を重ねるごとに参加者数が増え、内容も充実している。土壌学と植物栄養学の関係者も多く関係しており、分野間での連携が改めて見直されてきている。そこで、Soil Science and Plant Nutrition誌において「根圏における物質動態研究の新展開」と題した特集セクションを企画した。投稿を期待する内容について、以下に例示する。我が国でも積極的に進められてきた根圏における物質動態研究に関する新規投稿論文を広く募るとともに、複数の総説を含む形でとりまとめ、SSPN特集セクションとして発信する。関連する内容で研究されている方には、積極的に投稿をご検討いただきたい。(期待される投稿内容の例)・根分泌物による養分の可給化に関する新しい知見・環境ストレス条件下での植物の機能の発現・養分元素欠乏・過剰への適応と他の元素への影響・ストレス環境への適応や栄養生態学的特性・微生物との競合や共生、これにまつわる分子のやりとり・微小空間における水や養分など物質の移動・新たに見えてきた養分の吸収と土壌との相互関係
〇論文投稿方法:通常号のなかで特集セクションとして掲載することを前提とし、SSPNへの投稿システムScholar
One Manuscriptから投稿願います。その際、Type
of Manuscriptで'Specialsection
Rhizosphere 2022'を選択の上、通常の論文投稿手続きを行ってください。投稿料は、他の投稿論文と同様、著者の負担になります。投稿を希望される投稿者は、なるべく2021年3月31日までにゲストEIC(junw@hiroshima-u.ac.jp)宛てにメールでご連絡ください。2021年7月31日までに投稿を完了してくださるようお願いします。ご興味を持たれた方は、ゲストEICにどうぞお気軽にお尋ねください。関連する分野より多数の皆様からの投稿をお待ちしております。
ゲストEIC:和崎淳広島大学大学院統合生命科学研究科教授
ゲストED:信濃卓郎北海道大学大学院農学研究院教授、大津(大鎌) 直子東京農工大学グローバルイノベーション研究院教授、高野順平大阪府立大大学院学生命環境科学研究科教授、三輪京子北海道大学大学院地球環境科学研究院准教授