事務局より
5月20日に開催予定の日本土壌肥料学会第46回通常総会後に、同会場で「土と肥料」の講演会を行います.
最近の原料や燃料の高騰,円安などの影響により肥料価格が高騰しています.一方,収量の確保のためには、適正な施肥管理が不可欠で,やみくもに肥料の使用量を減らすことには問題があります.こうしたことから農家の経済的負担の増加が懸念され,施肥の効率化,有機質資源等の化学肥料への代替,スマート農業による経費の削減など様々な対策技術の提示が不可欠です.
そこで,本講演会では,緑肥作物の肥効活用による減肥技術と水田土壌のカリ収支から適正な施用を行う指針について講演を行います.これらの講演を通して,土壌肥料の立場から,肥料高騰における施肥管理の効率化を考える機会とします.
参加費は無料です.会員・非会員を問わずどなたでも参加できます.なお,新型コロナウィルス感染症拡大のために現地での開催が困難な場合には,オンラインでの配信を計画しております.
日 時:2023年5月20日(土)14時30分~16時00分
場 所:東京大学山上会館(東京都文京区本郷7丁目3−1)
テーマ:肥料高騰における施肥管理の効率化―土壌肥料からのアプローチ
講演者と演題:
鮎澤 純子(長野県農政部農業技術課 専門技術員)
「イネ科緑肥作物の肥効活用によるレタスの減肥技術の開発」
久保寺 秀夫(農研機構農業環境研究部門 土壌環境管理研究領域長)
「水田土壌のカリ収支を踏まえた水稲のカリ適正施用指針」
「土と肥料」の講演会ポスターはこちら(2023土と肥料の講演会_ポスター.pdf)です。所属先にてご掲示ください。