土壌教育委員会がかかわる活動を紹介

土壌教育活動だより 92-4

2021年8月 5日 Posted in お知らせ Posted in 土壌教育活動だより

 日本土壌肥料学会北海道大会初日の9月14日(火)に「高校生による研究発表会」を北海道教育委員会の後援で開催します.一般発表と同様にLINC Bizシステムを用いた発表形式で行い,コアタイムは16:30〜18:00です.全国の高校から18課題(10校)の発表が行われます.多くの方の参加と,活発な議論をお願い致します.

 委員による活動を報告します.4月6日に,狭山市内学童クラブ主催の観察会が行われ,福田顧問(武蔵野学院大学)が講師をつとめました.小学生・保護者21名が参加し土掘り体験,断面観察,泥団子づくりなどを行いました.児童らは全員土掘りが初めての体験であり,泥団子づくりとともに親子で楽しんでいました.五感により,土の層位と土色・土性・硬度などを確認しました.5月6日(木)に狭山市立教育センターで狭山市内小中校長会(27校)が行われ,福田顧問が出前授業「土のふしぎを探る」の内容を紹介するプレゼンを行いました.小学校では「雨水の行方と地面の様子」など,中学校では「土壌断面観察」などの授業案を説明した.森圭子委員(埼玉県立川の博物館)は埼玉県立川の博物館において2021年5月2日から6月20日まで,「身近な土、世界の土」と題してモノリス10点の展示を行いました.また6月3日からは雲仙普賢岳の大規模火砕流発生から30年の節目に,当時発生した火砕流の堆積物を示すモノリスを併せて展示しました(6月末日まで).

 本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイト http://jssspn.jp/edu/ の「委員」をご確認ください.

(日本土壌肥料学雑誌 第92巻第4号 掲載)