土壌教育委員会がかかわる活動を紹介

委員会のあゆみ:2002年度〜

2004年8月 1日 Posted in 委員会のあゆみ
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 その後、2002年度と2003年度には、平井英明委員長を中心にして、福岡の油山自然観察の森と仙台の太白山自然観察の森で土壌観察会を、それぞれ、開催しました。これで、全国に10ヶ所ある「自然観察の森」の内、半分の5ヶ所で開催したことになります。まだまだ、この観察会のやり方も工夫が必要と考えていますが、2004年度には福田直委員長を中心にして、北海道の栗山町「生きものふれあいの里」で土壌観察会をおこなうことが既に決定しています。また、これも重要なことですが、2004年9月に福岡の九州大学で開催される土壌肥料学会で、現場の先生を対象にした土壌教育ワークショップを開催することになりました。この試みも土壌教育委員会として初めてのもので、SPP事業(文部科学省のサイエンス・パートナーシップ・プログラム事業)にも採択され、今後のさらなる展開を期待しているところです。

 少し長くなりすぎたかも知れませんが、1982年4月から2004年8月までの22年に及ぶ日本土壌肥料学会の土壌教育委員会活動について、その歩みのほんの一部を書きました。歩みは鈍い様に感じるかもしれませんが、これからも地道な魅力ある活動の継続が一番大切だと思っています。このホームページを読んで頂いたみなさんは勿論のこと、もっともっとたくさんの子供たちや人々が、土壌に関心を持って頂けたらこの上ない喜びです。

東 照雄(2004年8月)