土壌教育委員会がかかわる活動を紹介

親と子の土の教室(埼玉県立川の博物館) 2012-04-22

2012年4月23日 Posted in 主催行事

平成24年4月22日(日)に埼玉県立川の博物館で平成24年度第53回科学技術週間イベント「親と子の土の教室―土のふしぎを発見しようー」を開催した。

当日は降雨が心配されたが、野外での土壌断面観察は予定通り実施できた(断面観察終了後、曇りから雨となった)。参加者は途中まで参加の家族を入れて小学生9名、中学生1名、保護者8名の計18名であった。事前申し込みは2組と少なかったが、当日7組が参加した。2組の家族は途中で帰られた。実施内容は次の通りであった。

内 容
 12:30 受付(博物館講座室入口)
 13:00 挨拶(日本土壌肥料学会土壌教育委員会委員長)
 13:10~14:10 土の観察
    「土はどうやってできるのかな? 土の断面をみてみよう」
    (場所:博物館前の河原および林)
 14:20~15:20 土の実験
    「土のつぶをしらべよう」
    「土が水をきれいにするのをたしかめよう」
    「土の中の生きものたちをみてみよう」
    (場所:博物館講座室)
 15:20 まとめ(日本土壌肥料学会土壌教育委員会委員長)
     アンケート記載
 15:30 解散・館内自由見学(観覧料無料)

講 師 福田 直(武蔵野学院大学)
    森 圭子(埼玉県立川の博物館)
    平山良治(埼玉県立川の博物館)
    相崎万裕美(埼玉県農業総合研究センター)

アンケート調査(7組の家族)

土に関する話・観察実験について、「よくわかった」が子75%、保護者66%、「わかった」が子25%、保護者34%であった。また、興味を持ったものは「土の話」が子0%、保護者17%、「観察・実験」が子100%、保護者83%、「その他」は子、保護者とも0%であった。

観察や実験で関心を持ったものとして、土のだんごづくり、土による水の浄化、土の粒子をあげていた。これまでに土の観察会に参加した人はなく、全員が初めてであった。土に対する関心は子供、保護者とも「大変持った」あるいは「持った」と答えていた。

〔感想〕
・ばしょにより土がちがうことがわかってとてもおもしろかった(小1)
・土がとても大事なことがわかりました(保護者)
・土の中のどうぶつがたくさんみられてよかった(小1)
・だに、とびむし、くも、あり、だんごむしがいた(小1)
・土のいきものがたくさんいるので、じぶんでもしらべてみたい(小3)
・体験できたり、土をさわれたりして楽しかった
 穴に入って土をほるのが楽しかった(中1)
・土のいろがちがうのがきれいだった(小2)