土壌教育委員会がかかわる活動を紹介

土壌教育活動だより 83-2

2012年4月 5日 Posted in お知らせ Posted in 土壌教育活動だより

 2012年度土壌教育委員会の事業の一つとして「新・土壌観察ハンドブック」の発行を計画している.原本「土壌の観察・実験テキスト―土壌を調べよう!―(2006,日本土壌肥料学会土壌教育委員会編,96p)」を再編集し,全国10 か所の自然観察の森の土壌断面写真・データ解析・解説を加えたものとなる予定である.

 次に会員の土壌教育活動を紹介する.小杉徹氏と渥美和彦氏(静岡県農林技術研究所)は、3月10日に浜松市浜北区のなゆた浜北で,浜北少年科学クラブ会員を対象に,講演・実験を行った.浜北少年科学クラブは,育成部(保護者),会員(小中学生),指導部(教師・公務員・会社員・自営業)が,科学に対して共に学び活動する集まりである.「土のひみつをさぐる!―望遠鏡では見えないミクロの世界を体感しよう―」というテーマで,学校の土と森の土の違い,土壌呼吸量,微生物の数えあげ,色水の土での浄化等の実験を行った.参加者は,小学生15名,中学生6名,保護者22名,教師7名,公務員2名,自営業2名,会社員2名であった.

 土壌教育にかかわる活動をされた会員の方は支部選出の土壌教育委員までお知らせ下さい.

(日本土壌肥料学雑誌 第83巻第2号 掲載)