土壌教育委員会がかかわる活動を紹介

親と子の土の教室(東京農工大学) 2011-04-24

2011年7月10日 Posted in 主催行事

テーマ 第52回科学技術週間イベント「親と子の土の教室」
日 時 2011年4月24日(日曜日) 13時00分~16時00分
場 所 東京農工大学府中キャンパス(東京都府中市幸町3-5-8)
主 催 (社)日本土壌肥料学会 土壌教育委員会
共 催 日本ペドロジー学会,東京農工大学
後 援 農林水産省
参加者 3歳児から小学校低学年の子どもとその保護者 19 組
    子ども 25名 (10歳1名、9歳1名、8歳2名、7歳3名、6歳2名、
    5歳2名、4歳9名、3歳2名、2歳1名、1歳2名),保護者 24名
講 師 福田 直(武蔵野学院大学)
    田中治夫(東京農工大学)
    森 圭子(埼玉県立川の博物館)
    浅野眞希(筑波大学)
スタッフ
    山本陽介・柴田彩有美・袴田真也・肖質秋・吉川美穂(東京農工大学及び OG)
    中塚博子・鈴木晶子・折居拓磨・井佐芙美佳(筑波大学及び OG)
内 容 1. 光る泥ダンゴつくり(田んぼの土、黒土、赤土を使います)
    2. 土のなかみを調べよう(ペットボトルに土を入れて調べます)
    3. 林の土と畑の土(柔らかさの違いや、林地での落ち葉めくり)
参加費 無料
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タイムテーブル
  12:45~     受付開始(2号館225実験室)
  13:00~13:05 挨拶(福田直委員長)
  13:05~14:00 林の土と畑の土(浅野眞希講師)
          土の上でピョンピョンしよう!
          落ち葉をめくってみよう!
  14:00~14:50 土のなかみを調べよう(森圭子講師)
  14:50~15:25 光る泥ダンゴつくり(田中治夫講師)
          土壌動物の観察(福田直委員長)
  15:25~15:30 まとめ(福田直委員長)
          アンケート(田中治夫講師)
  15:30~     泥ダンゴつくりの続き(希望者に)

林の土と畑の土(筑波大学 浅野眞希講師)
 【ねらい】 畑の土と林の土の違いを、土のかたさ、生き物などの観察から、
   子どもたちに実感してもらうこと。
 【準備】 トレー、筆記用具、色鉛筆、画用紙、画板、ルーペ
 【観察・体験すること】
  土の上でピョンピョンしよう!〜土のかたさの違い〜
   1) 畑、移動途中の道、林の中の落ち葉があるところ、ないところなどで、
    ピョン ピョンとジャンプをしてみる。
   2) かたさに違いがあるか、一番柔らかいところ、かたいところはどこだったか、
    子ども達に報告してもらう。
   ※ ジャンプできない子どもが居る場合は、指を地面に押し込み、
    同様にかたさの 違いがあるか確認するよう変更する。
  落ち葉をめくってみよう!
   1) 用意してきたトレー、画用紙などを配布する。
   2) 落ち葉めくりの方法、記録について説明する。
    (土をどう教えるか上巻 P18-19参照)
   3) 上記方法で、林の中で一番柔らかい土があるところを、自由に探してもらう。
   4) トレーに落ち葉や見つけた生き物等を集め、スケッチをする。
   5) 子ども達に発見したことを報告してもらい、落ち葉が土になっていくことや、
    生き物がたくさんいることをまとめる。

土のなかみを調べよう(埼玉県立川の博物館 森圭子講師)
 【ねらい】 プラスチックボトルに同じ重さの土を入れて振り、体積の違いとして
   土の構造の違いを観察し、有機物・粘土・シルト・砂などの中身を調べる。
 【準備】 容量のメモリを付けたプラスチックボトル、割り箸、
   プラスチックビーカー、天秤、スプーン
 【観察・体験すること】
   1) 林で、畑よりも土がふかふかしていることを確認する。
   2) その林の土と、畑の土を使って、容量のメモリを付けたプラスチックボトルに
    同量の土を入れて、まずその状態での体積を確認、
    その後水を入れて上から割り箸でついて、沈んだ土の体積を確認、
    その差を眼で見られるようにした。
   3) ボトルに入れた土を振って、中にどんなものがあるか、観察した。

光る泥ダンゴつくり(東京農工大学 田中治夫講師)
 【ねらい】 違う種類の土を用いて泥ダンゴをつくることにより、
   土にも違いがあること、土によって性質が違うことを体感してもらう。
 【準備】 荒木田土・黒土・赤 玉土(市販のもの、乾 かして粉砕しておく)、 トレー、
   ガラス瓶、ス プーン
 【観察・体験するこ と】
   乾かして粉砕しておいた土に水を入れ て、泥ダンゴを作成する。
   あらかじめ作成しておいた泥ダンゴをスプーンで磨いて光らせる。
   今回はバーミキュライトは用いない。また、鹿沼土も使わない。
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配付資料
 ・「親と子の土の教室」開催要領
 ・日本土壌肥料学会土壌教育委員会編 2006
   土壌の観察・実験テキスト-土壌を調べよう-, (社)日本土壌肥料学会
 ・農林水産省農林水産技術会議事務局 農と食のサイエンス, No.1~No.5
 ・浅野・田村・東編 土じょうはどうやってできるのかな? 下敷き,
   筑波大学土壌環境科学研究室発行
 ・国立大学法人東京農工大学 2011 年度大学案内
 ・東京農工大学クリアファイル・農学部ボールペン・画用紙(白 2 枚、色 2 枚)
 ・アンケート用紙