土壌教育委員会がかかわる活動を紹介

土壌教育活動だより 90-4

2019年8月 5日 Posted in お知らせ Posted in 土壌教育活動だより

 2019年5月11日の学会役員の交代に伴い,土壌教育委員会委員が木村武先生から齋藤雅典先生(東北大学名誉教授)に交代した.日本土壌肥料学会2019年度静岡大会(9月3日〜5日,静岡大学農学部)で大会1日目に,静岡県教育委員会の後援で恒例の「高校生による研究発表会」を行う.静岡大会に参加される会員の方は,会場にぜひ足をお運びください.

 土壌教育委員会の活動を報告する.2019年5月18日(土)に日本大学生物資源科学部(神奈川県藤沢市)にて2019年度第1回土壌教育委員会を開催した.委員会には,委員8名,顧問1名および担当理事の計10名が出席した.議事の内容は,昨年度の事業報告および今年度の事業と予算の確認,静岡大会における「高校生による研究発表会」の準備状況の確認,野外解説板の寄贈事業について等であった.

 次に,委員による活動を紹介する.福田直顧問(武蔵野学院大学)は,2019年6月1日(土)に狭山市市民会館で開催された自然体験活動普及フォーラム「自然体験活動のすすめ」(後援:狭山市教育委員会,入間市教育委員会)に参加し,「環境リテラシーの育成の視点」の講演を行った.当日の参加者は240名であった.講演では,自然体験活動の意義,効果を話す中で,幼児期の土との触れ合いや児童・生徒期の土の観察・実験を踏まえた土の教育の重要性を述べた.また,日本・世界の土の現状,国際土壌年にも触れた.参加した親,教師から,土の教育をどう進めたらよいか等の質問があった.

 本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイトhttp://jssspn.jp/edu/の「委員」をご確認ください.

(日本土壌肥料学雑誌 第90巻第4号 掲載)