土壌教育活動だより 94-2
日本土壌肥料学会2023年度愛媛大会において,高校生による研究発表会を開催いたします.対面によるポスター発表とLINC Bizによるオンライン発表のハイブリッド形式での開催を予定しています.対面によるポスター発表は,大会の現地開催期間中に行います.詳細は決まり次第,土壌教育委員会公式Webサイトに掲載いたします.
委員による活動を報告します.森圭子委員(埼玉県立川の博物館)は,2023年1月25日(土)から3月5日(日)まで,同館令和4年度企画展「土ウォッチング」を開催しました.展示の一部として,土壌教育委員会の協力で作成した東京農工大学における土壌断面調査実習の動画を上映しました.同展示関連イベントとして森圭子委員(同)は2月4日(土)10:00~11:30および14:00~15:30に同博物館において体験講座「土ミニモノリスづくり」を催しました.令和元年度東日本台風による堆積物がわかる荒川近くの河畔林の土壌を観察し,その10分の1の縮尺でミニモノリスを作りました.参加者は合計21名でした.また2月19日(日)13:30~15:30にワークショップ「土のはたらき」を開催しました.砂と畑の土を用いて,透水性と保水性についてデモンストレーション実験を行い,薄片を用いて土壌団粒とその内外のすき間について解説しました.また,同じ試料に色水を流して,吸着の実験を行い,土が養分を保持することについて解説しました.参加者は26名でした.
本欄では会員の皆様の土壌教育活動も紹介します.情報をお持ちの方は支部選出の土壌教育委員までお知らせください.なお,土壌教育委員会の現在の構成は公式ウェブサイト http://jssspn.jp/edu/ の「委員」をご確認ください.
(日本土壌肥料学雑誌 第94巻第2号 掲載)