土壌教育委員会がかかわる活動を紹介

高校生による研究発表会(神奈川)のお知らせ

2018年4月 6日 Posted in お知らせ Posted in 高校生の方へ

平成30年8月29日〜31日に開催されます日本土壌肥料学会2018年度神奈川大会におきまして、8月30日(木)に高校生による研究発表会を下記の通りに開催いたします。詳細は実施要項をご確認ください。なお、高校生による研究発表会は、2009年度京都大会から高校生ポスター発表会の名称で開催され、これまで多くの高校生からの参加をいただいております。過去の高校生による研究発表会(旧称:高校生ポスター発表会)の内容についてはこちらをご覧ください。

■目的
高校生がクラブ活動や課外活動などで行ってきた研究の成果を発表し、研究成果について専門研究者と議論したりアドバイスを受けたりすることに加え、研究者との交流を通じて、更なる研究の発展を考える機会を提供することを目的とします。さらに、この発表会を通じて、高校生が土壌や植物生育、食料生産、環境問題に対して理解と関心を高めるとともに、広く自然科学に対する興味を深め、今後の成長に資することを目的とします。
■主催
一般社団法人 日本土壌肥料学会
■後援
神奈川県教育委員会
■日時
平成30年8月30日(木)(大会2日目)午前
■会場
日本大学 生物資源科学部(藤沢市亀井野1866)
■発表形式
発表は全てポスター形式です。参加生徒は展示ポスター前で発表、説明してください。(遠方等事情により会場まで来られない場合は、掲示のみの発表でも結構です。質問事項・助言等は後日事務局からお伝えいたします。)

土壌教育活動だより 89-2

2018年4月 5日 Posted in お知らせ Posted in 土壌教育活動だより

 2018年4月より,委員会の構成が変わりました.2018年度・2019年度土壌教育委員会委員,顧問,担当理事は以下のとおり.委員長:隅田裕明(日本大学),副委員長:田村憲司(筑波大学),事務局長:藤間充(山口大学),教材開発担当:村野宏達(名城大学),以上会長委嘱,木村武(JA全農),北海道支部:三枝俊哉(酪農学園大学),東北支部:早川敦(秋田県立大学),関東支部:森圭子(埼玉県立川の博物館),中部支部:小川直人(静岡大学),関西支部:豊田鮎(香川大学),九州支部:浅野陽樹(鹿児島大学),顧問:福田直(武蔵野学院大学),顧問:平井英明(宇都宮大学),担当理事:菅野均志(東北大学).

 委員による土壌教育活動を紹介する.2017年11月3,4日,学習センター(日高市大谷沢)において「指導者養成講座」が開催され,自然観察と講義「秋の林を知る~自然のしくみについて~」が行われた.福田直顧問(武蔵野学院大学)が講師を担当した.参加者は,全国の保育園保育士,幼稚園教諭及び小学校教諭の計27名であった.隣接した雑木林内にて,ダンゴムシ・ミミズ探し,ドングリ探し,落葉のしくみ,落ち葉・ドングリのゆくえ,土の分解機能に関する観察を行った.2018年1月7~9日,黒姫高原において「イグルーキャンプ」が行われた.幼稚園児19名および小学生21名の計40名が参加した.小学生の課題では,雪と土をシャベルで掘り,深さ別に雪と土の温度を調べた.その結果を講師の福田直顧問が解説した.2018年1月20日,埼玉県立川の博物館において森圭子委員(埼玉県立川の博物館)が草木染めの媒染剤として田んぼの土と畑の土を用いる泥染めを行った.参加者は10名であった.土の違いにより,仕上がりの風合いが変わることを参加者に体験してもらった. 2018年2月14日,那須烏山市立境小学校(栃木県那須烏山市上境)の総合的な学習の時間において,小学4年生8名,小学5年生14名を対象に里山体験学習を実施した.講師・スタッフは,平井英明委員長(宇都宮大学),宇都宮大学農学部の大学生4名が務めた.各家庭で年間食べているお米の重さを調べ,お米を栽培するために必要な田んぼの面積を算出し,校庭にカラーコーン等を用いてその面積を再現した.その中で鬼ごっこを行い,米作りに必要な土地の面積を実感した.最後に,児童に里山と都市の写真を見せて,里山と都市の違いについて自由に感じた事柄を発表した. 2018年2月18日,埼玉県立川の博物館にて「土のはたらきを知ろう!」を森圭子委員が開催した.参加者は39名であった.シャーレやペットボトルに土を入れて観察し,土には色々な大きさのつぶ(団粒)があること,そして,すきまが生き物の生育する空間であることを森委員が解説した.

 土壌教育にかかわる活動をされた会員の方は,支部選出の土壌教育委員までお知らせ下さい.委員の連絡先は,土壌教育委員会のウェブサイトhttp://jssspn.jp/edu/の「委員のページ」をご覧ください.

(日本土壌肥料学雑誌 第89巻第2号 掲載)

委員名簿の更新

2018年4月 2日 Posted in 更新情報
土壌教育委員会の2018年度・2019年度委員名簿を更新しました。

2018年度・2019年度土壌教育委員会

2018年4月 2日 Posted in その他の情報
名前役職所属
隅田裕明委員長日本大学
田村憲司副委員長筑波大学
藤間 充事務局長山口大学
村野宏達教材開発担当名城大学
木村 武学会副会長JA全農
三枝俊哉北海道支部酪農学園大学
早川 敦東北支部秋田県立大学
森 圭子関東支部埼玉県立 川の博物館
小川直人中部支部静岡大学
豊田 鮎関西支部香川大学
浅野陽樹九州支部鹿児島大学

顧  問  :福田 直(武蔵野学院大学)
顧  問  :平井英明(宇都宮大学)
教育担当理事:菅野均志(東北大学)

任期:2018年4月〜2020年3月

土壌教育活動だより 89-1

2018年2月 5日 Posted in お知らせ Posted in 土壌教育活動だより

 土壌教育委員会の活動を報告する.2017年3月に公示された新しい学習指導要領第4学年理科において「(3) 雨水の行方と地面の様子」が新設され,「雨水の行方と地面の様子について,流れ方やしみ込み方に着目して,それらと地面の傾きや土の粒の大きさとを関係付けて調べる活動」が明記された.本委員会では,「土の粒」の指導内容に関する作業部会を2017年6月に設置し,ウェブサイト等を通じて寄せられたコメントも参考にしつつ検討を重ね,本年1月に指導案「地面をつくる土の粒と雨水の行方」を公表した.本指導案は,学会長名で都道府県等教育委員会,教科書出版社および関連学会宛に送付され,関連する動画およびワークシートとともにウェブサイトに掲載されている.

 次に委員による土壌教育活動を紹介する.①8月1~2日,雑木林(狭山市)で「林を活用した自然活動や観察・実験を考える」をテーマとした教員研修会に講師として参加した.参加者4~5人で班をつくり,林の中で観察・実験に活用できそうな題材や教材探しを行った.土に関しては,「林と畑,田んぼ,グラウンドの土の違いを探ろう」,「土を掘って断面を見てみよう」の2つが取り上げられた.②8月3日,武州ガスの「子どもエコ教室」に講師として招かれ,飯能市の森で「森林の土」の調査及び講話を行った.参加者は小学生13名と大人3名であった.現地では,土が層に分かれている様子や土の団粒構造を観察した.その後,日本の国土と森林,森林の役割及び多面的機能,里山(人工林)の変化,輸入材の増加,熱帯林の喪失と土壌流出など,図版を使って解説し,森が土をつくり,土が森を育てることを説明した.③8月19日,大妻嵐山女子中学・高等学校で土壌講座が開催され,講師を担当した.参加者20人に対し,「土とは何か」,「土の生成」,「土の機能」,「日本の土・世界の土」などの概要を説明後,様々な土壌と砂の5感を使った観察,土壌粒子実験,土壌吸着実験を行った.①~③について,福田直顧問(武蔵野学院大学)が担当した.

 最後に支部の活動を報告する.昨年11月25日に開催された2017年度日本土壌肥料学会関東支部神奈川大会(日本大学生物資源科学部)において,支部主催の高校生ポスター発表会が開催された.当日は,関東圏内より7課題(5校)の発表があった.コアタイムでは,支部会員の鋭い指摘に対し,懸命に受け答えする高校生の様子が見受けられた.関東支部幹事の審査により,最優秀賞1課題(東京都立科学技術高等学校)および優秀賞2課題(埼玉県立熊谷西高等学校,山梨県立日川高等学校)が選ばれた.

 土壌教育にかかわる活動をされた会員の方は,支部選出の土壌教育委員までお知らせ下さい.委員の連絡先は,土壌教育委員会のウェブサイトhttp://jssspn.jp/edu/の「委員のページ」をご覧ください.

(日本土壌肥料学雑誌 第89巻第1号 掲載)

指導案「地面をつくる土の粒と雨水の行方」を公表します

2018年1月10日 Posted in 出版物・教材

2017年3月に小学校および中学校の新学習指導要領が公示されました。新しい学習指導要領では、小学校の学習指導要領第4学年理科において「(3) 雨水の行方と地面の様子」が新設され、<雨水の行方と地面の様子について、流れ方やしみ込み方に着目して、それらと地面の傾きや土の粒の大きさとを関係付けて調べる活動>が明記されております。

日本土壌肥料学会は、土壌教育委員会内に作業部会を設置して新しく加わった「土の粒」に関する指導内容の検討を重ね、このたび指導案「地面をつくる土の粒と雨水の行方」を公開いたしました。

新しい学習指導要領は小学校において2020年度から全面実施の予定です。土の粒に関する教育が小学校で実施される際に、本指導案が少しでも先生方のお役に立つようであれば幸いです。

指導案「地面をつくる土の粒と雨水の行方」のダウンロード
pdf ファイル(94 KB) |docxファイル(33 KB)

本指導案作成の経緯等については、以下をご覧ください。

土壌教育関連文献集(土肥誌2017)

2017年12月 5日 Posted in 出版物・教材 Posted in 文献集
  • 藤間 充・種市 豊・長友義彦 2017 土壌教育を考えるための土壌アンケート調査--山口市内の周辺環境の異なる3地区の小・中学校における事例-- 土肥誌 88(6) 527-537
  • 平井英明・赤羽幾子・平井雅世 2017 児童を対象とした土に関するアンケート調査の解析からみえた土壌教育の重要性~東京都(板橋区,府中市)と栃木県(大田原市,市貝町)の調査データより~ 土肥誌 88(3) 205-212

土壌教育活動だより 88-6

2017年12月 5日 Posted in お知らせ Posted in 土壌教育活動だより

 土壌教育委員会の活動を報告する.仙台大会1日目の9月5日,平成29年度第2回土壌教育委員会を東北大学青葉山新キャンパスH会場(青葉山コモンズ第7講義室)において,委員8名および顧問,計9名の出席を得て開催した.平成29年度事業の進行状況の報告,2018-2019年度の支部委員選出,等について議論した. 土壌教育委員会が取り組んでいる「自然観察の森への観察板設置」事業について,今年度は北農会が保管する砂丘ポドゾルとその分布を解説する観察板の設置を三枝俊哉委員(酪農大学)が企画・担当し,平成29年10月19日に北オホーツク道立自然公園内ベニヤ原生花園前への土壌観察板設置および北海道枝幸郡浜頓別町への寄贈手続きを行った.土壌観察板の作成においては,平成29年6月19~21日に観察板設置地点の検討を行い,平成29年8月22~24日に代表断面の土壌調査(道立自然公園内国有地)を実施した.土壌調査においては,上川農試天北支場岡田支場長,浜頓別町教育委員会佐藤教育長,小山内次長,乾学芸員,水鳥観察館千葉主事,インターン高校生3名が同行し,視察した.

 次に,委員による活動を紹介する.平成29年8月12日,ミュージアムパーク茨城県自然博物館が主催するイベント「飛び出せ!子ども自然教室『ピカピカ!泥だんごをつくろう』」に,田村憲司副委員長(筑波大学)が講師として参加した.イベントでは,土壌のはたらきを解説する紙芝居や,光る泥だんごづくりを行った.参加者は,小学生30名であった.平成29年9月3日,兵庫県立人と自然の博物館において「ひとはくKidsサンデー『光る泥だんごをつくろう!』」が開催され(主催:同博物館,連携:筑波大学土壌環境化学研究室),田村憲司副委員長が講師として,羽生一予氏,および段 雨濛氏(同)がスタッフとして参加した.本イベントでは,光る泥だんごをつくりながら,土壌の持つはたらきや,土壌の重要性について解説した.午前と午後,一回ずつ計2回の開催で,計30名の参加者を得た.

 最後に,支部の活動を紹介する.中部支部では,豊田市自然観察の森(愛知県豊田市)において,平成29年8月22日に岡崎北高等学校コスモサイエンスコース2年生(39名),23日に同1年生(38名)を対象とした「総合的な学習の時間」を岡崎北高校と共催,名古屋大学協賛で開催した.内容は,フィールドでの植生・土壌断面観察と室内実験(緩衝能・吸着・呼吸・土壌動物)であった.講師は,浅川晋氏,渡邉彰氏,村瀬潤氏,渡邉健史氏(名古屋大学),岡村穣氏(元名古屋市立大学),小川直人氏,南雲俊之氏(静岡大学),瀧勝俊氏(愛知県農業総合試験場),村野宏達氏(名城大学)の計9名であった.この事業は,今回が8回目である.

 土壌教育にかかわる活動をされた会員の方は,支部選出の土壌教育委員までお知らせ下さい.委員の連絡先は,土壌教育委員会のウェブサイトhttp://jssspn.jp/edu/の「委員のページ」をご覧ください.

(日本土壌肥料学雑誌 第88巻第6号 掲載)

観察会などで使用できるワークシート(その2)

2017年10月11日 Posted in 出版物・教材

初等中等教育段階における土壌の教育の推進には,学校教育現場において「土」を教材として活用し,児童生徒に土の性質や機能を実感を伴いながら伝えることが必要です。

すでに先行して5つのワークシートを掲載しておりますが,引き続いて,学校及び社会における土壌教育実践講座 : 2.土壌断面と農地の生産力から土壌の重要性を伝える野外観察の手引き(平井ら,2014)の中で使用された5枚のワークシートを公開いたします。

これらのワークシートは主食である「米」とつながりが深い観察・実験を選定しています。それぞれのワークシートを使用する際の児童生徒への説明については, 上記の文献および以下の説明文を参照くださいますようお願いいたします。

土壌教育動画07:土壌の緩衝能を調べる

2017年10月11日 Posted in 出版物・教材 Posted in 動画集

土壌を題材(主役)にしたイベント? そんなの面白いの? 多くの方が抱くこのような疑問に応えるため,私たちが実施したイベントの様子や観察実験の詳細を土壌教育動画集として公開します。

今回公開する土壌教育動画は「土壌の緩衝能を調べる」です(再生時間 1分56秒)。動画の撮影は2017年8月3日に埼玉県立川の博物館で行い,講師は森圭子委員(埼玉県立川の博物館),撮影・編集は村野宏達委員(名城大学)が担当しました。

土は、水に比べて酸やアルカリが加わってもpHが変化しにくいよ。この性質をpH緩衝能(かんしょうのう)という。土のpH緩衝能について調べてみよう。