土壌教育委員会がかかわる活動を紹介

土壌教育活動だより 88-4

2017年8月 5日 Posted in お知らせ Posted in 土壌教育活動だより

 土壌教育委員会の教員研修・普及事業を紹介する.2017年6月2~3日,埼玉県日高市・狭山市で開催された自然体験活動指導者養成講座(主催:けやの森自然塾)にて,福田直顧問(武蔵野学院大学)が講師を務め,里山林内の生態観察と講演を行った.参加者は,幼稚園教諭・小学校教諭・大学教員,合わせて32名であった.参加者は林内の植生,昆虫などの生物相の観察,土壌観察などを行った後,林内で見出した教材の指導内容及びその活用法をグループに分かれて話し合った.教材として,「土中の生きもの」,「土の感性を育てる」,「落ち葉の土化」,「土中の水のゆくえと循環」を取り上げたグループは,土に興味を持たせること,土の大切さを子ども達に伝えること,などの指導方法が難しいことを発表した.その後,講師による事例研究や土壌指導の重要性などの講演が行われた.

 次に,仙台大会における取り組みを紹介する.平成29年9月5~7日に開催される日本土壌肥料学会2017年度仙台大会の1日目(9月5日(火))午後(16時以降)に,恒例の高校生ポスター発表会を開催致します.本大会では,15校22課題のエントリーがありました.仙台大会に参加する会員の皆様におかれましては,高校生ポスター会場に足をお運びになり,未来の土壌肥料研究者とディスカッションいただきますようお願い致します.会場およびポスタープログラムは,土壌教育委員会のウェブサイト(http://jssspn.jp/edu/activity/info/posterinfo/)で順次公開致します.

 土壌教育にかかわる活動をされた会員の方は,支部選出の土壌教育委員までお知らせ下さい.委員の連絡先は,土壌教育委員会のウェブサイトhttp://jssspn.jp/edu/の「委員のページ」をご覧ください.

(日本土壌肥料学雑誌 第88巻第4号 掲載)