年次大会のお知らせ
日本土壌肥料学会の長きにわたる、土壌科学のアウトリーチ活動は新たな局面を迎えようとしています。国内で1990年代から唱えられ始めたサイエンスコミュニケーションは、その目的を科学技術や自然科学への理解醸成から、持続可能な社会の実現に貢献する人材育成や様々なステークホルダーと協働する手段へと変化しており、今後も社会の多様な場面で重要な役割を果たすものとしています。
本シンポジウムでは、サイエンスコミュニケーションに深い造詣をもつ研究者およびサイエンスコミュニケーターから実践例を紹介いただきます。総合討論では、社会と土壌科学のつながりについて自由な意見交換を行い、土壌科学に携わる者が担う新たな社会貢献活動について議論を深めます。
●日 時:2024年9月5日(木)13:00-16:20
●会 場:福岡国際会議場DE会場(411-412室)
●参加費:無料
●参加方法:
公開シンポジウムのみに参加を希望する方は、当日受付も可能ですが、なるべく登録専用Webサイト( https://forms.office.com/r/aMY8mWptWd?origin=lprLink
)から事前登録をお願いします。締切りは8月29日(木)正午です。大会参加登録者は事前登録不要です。
●注意事項:
本シンポジウムには無料で一般を含む全ての方に自由にご参加いただけますが、参加に際し全ての皆様に下記の2点について遵守を求めます。これに反した場合には退室していただきますのであらかじめご了承ください。
1)演者への発表の妨害や他の参加者への迷惑行為をしないこと。
2)許可を得て撮影しているスタッフ以外の参加者は、講演の撮影や録画、録音などをしないこと。
●プログラム:
座 長 団:赤羽 幾子(農研機構農業環境研究部門)
平井 英明(宇都宮大学農学部)
13:00 はじめに
赤羽 幾子(農研機構農業環境研究部門)
13:05 アウトリーチから共創へ 小学生と一緒につくりあげたダーウィンコースの教訓
矢原徹一(福岡市科学館・一般社団法人
九州オープンユニバーシティ研究部)
13:40 土壌科学をどう伝えるか、土壌モノリスを活用したサイエンスコミュニケーション
〇平山良治(埼玉県立川の博物館・元国立科学博物館)・森 圭子(埼玉県立川の博物館)
14:15 子ども社会参画プログラムにおけるサイエンスコミュニケーターの役割と参加者の変化
長期間の活動を通じた課題解決型人材の育成
林 千恵(福岡市科学館)
14:40 博物館および小学校とのコラボレーションで実現する持続可能なフィールド体験型土壌教育プログラム
〇平井英明・早川智恵・北村里香・出口明子・白石智子・金子海咲・磯 孔海・高橋行継(宇都宮大学)・高根沢協子(宇都宮市立石井小学校)・吉田貴洋(栃木県立博物館)
15:05 ジオパークで伝える、つながる土壌科学
〇渡邊瑛勇、浅野眞希(筑波大学)
15:25-15:40 休憩
15:40 総合討論
※会場(福岡国際会議場)へのアクセス、事前参加登録のORコード、プログラムはこちら(フライヤー.pdf)にも掲載しています。